ちゃんとしたいズ企画 @下北沢バラックブロックカフェ

 気がつくとLINE通話が終了していた。気が大きくなって後藤さんまで招待していたのをTTHHはフローリングの床から身を起こし、スマートフォンの画面を見て初めてそれに気がついた。お詫びのメッセージを各トーク室に送信した。学習しない自分に呆れながら彼は寝室のベッドへ移り改めて眠った。

 

 遅刻ギリギリの時間になって目を覚まし出勤した。やはり仕事が少なかったが、彼の上司が汲み取ってくれて涼しい場所での作業をTTHHに命じた。鈍感な彼でもこの計らいはありがたく感じた。同時に自分の低さも。

 

  退勤して下北沢に向かった。とよかわさとこさんのバンド『ちゃんとしたいズ』が企画したイベントに行く。

 TTHHは昨日とよかわさんのブログを読んで感銘を受けていた。

もう精神的自傷をしない - 小雨の降りしきるなか傘をさして先生がユンボで私のアパートを壊していくのを見つめていたい

 なにか不遇があったとき自分の人生を切り落として、それで人に責任感を感じさせて立ち去る真似をするのはやめようと思った。逃げ道の舗装で人生が終わってしまう。

 

 相変わらず小田急線への乗り換えにモタモタする、その自分にいらついていた。下北沢に着く。夕方にマクドナルドのハンバーガーを食べたがライブがある間は食べられないので近くのチェーン店でもなさそうなラーメン屋へ。

 TTHHが会場に着くとすぐに開演になった。

 

 彼は耳が悪い。それは最近思い知ったことだった。確かに小さな頃から音楽を聴いても低音が耳に入ってこなかった。仕事で検品するときがあるが、ペアでやるのだけれども彼には相手の言っている言葉が半分も聞き取れない。

「自分は音楽を聴いていなかった」 

 これは彼にとってショックだった。

 

 そんな思いがあったので特別な事情がない限りライブの現場からは遠ざかっていた。今回も正直、仕事終わりなのもあって「付き合いでライブ行くのはな〜」とぐずっていた。だがいざ始まるとそれが変わった。1組目のスクルージという4人編成のバンドは「大人の部活動」との自己紹介だったが、部活にしてはうますぎると思った。とにかくギター/ボーカルとベース/コーラスの調和がとてもいい。ドラムも良かったが今回は本来のドラマーが都合で来られずゲストドラマーとのことだった。TTHHは楽器ができないが、そんな素人目に見てもうまいと思わせる演奏だった。彼は集中力がなくてライブで歌の歌詞が聞き取れないことが多い(それもコンプレックスだった)のだが、断片的に聞き取れた歌詞もやはりよかったと感じていた。

 

 ここまで書いて寝てしまったので三人称もやめて(むつかしいし)論より証拠の大ライス、動画をリンクします

 ちゃんとしたいズを観に行きましょう

 

 正しくは『インターネットの友達のうた』でした。

 

 バタンQ。スミマセーン